タイハーブの魅力 漢方セミナー6月開催内容
こんにちは。ブレズ薬局です!いつもご利用ありがとうございます。
ブレズ漢方薬局では定期的に漢方やタイハーブ、タイ伝統医療に関するセミナーを開催しております。6月はタイ伝統医学とタイハーブに関するセミナーを開催しました。タイで健康に過ごすために欠かせないタイ伝統医学とタイハーブ、この機会について触れてみませんか?
東洋医学と西洋医学の違い
東洋医学は、中国起源の中医学が各国へ伝わり発展した医学を指します。日本へ伝わった中医学は漢方医学、韓国で伝わったものは韓医学として発展しました。
西洋医学は「病気を診る医学」と言われており、治療=治すこと。病気の原因に直接アプローチし、即効性があります。一方東洋医学は「人を見る医学」で、治療=整えること。身体全体のバランスを整えることに重きを置くため、効果が出るまでに時間がかかることが多いです。西洋医学はリスクや副作用がある場合もありますが、東洋医学は体質改善を促し、身体への負担が少ない治療法です。
治療へのアプローチ、効果の即効性、身体への負担が異なる医療のため、個々の症状や健康状態によって最適なアプローチを選択することが健康管理において大切です。
タイ伝統医学の歴史と内容
タイの伝統医学は中国発祥の中医学とインドのアーユルヴェーダの影響を受け、約2,500年の歴史があります。古代インドの医師ジーヴァカによって仏教とともに伝えられ、スコータイ王朝で文字として記録されました。アユタヤ王朝時代に発展しましたが、ビルマ軍の侵攻で多くの医学書が失われました。その後、トンブリーやラッタナコーシン王朝で再び医学書がまとめられ、伝統医療が継承されています。
宮廷が引き継いできた伝統医療は、現在では国立病院によって研究や開発が行われています。その中でも「アバイブーベ」は、チャオプラヤ・アバイブーベ国立病院が開発した高品質なハーブ商品のブランドです。この病院はハーブ研究機関として有名で、タイの国王家のプロジェクトとしてハーブの研究や生産支援を行っています。
タイ伝統医学は歴史と文化に根ざした医療システムで、現在も病院や医療機関で多くの人々に利用されています。代表的な治療法には、タイ古式マッサージやハーブボールマッサージ、ハーブティー、ハーブサウナ、ハーブ風呂などがあります。これらの自然療法は、身体、精神、感情を全体的に癒すことを目的としています。
タイハーブと漢方薬の違い
タイハーブは植物のみを使用し、1種類で使うことも自由にブレンドすることも可能です。一方、漢方薬は植物以外に動物由来の成分も含まれ、二種類以上の生薬を決められた分量で配合します。ハーブは単体で使用できるのに対し、漢方では生薬を単体で使うことはほとんどありません。
こちらの写真はハーバルボールの材料で、レモングラス、ターメリック、タマリンド、プライの根茎、ソンポイの葉、コブミカンの皮、樟脳、ボルネオール、塩です。それぞれ身体への健康に必要な効能があります。
タイハーブの活用法
アバイブーベの商品にはハーブから作られたスキンケア商品や石鹸、歯磨き粉やハーブの効能を活かしたカプセルやお茶などがあります。またタイ料理に使用されるガパオやレモングラス、ターメリックなども健康に良い効能があります。タイハーブの効能をハーバルボールマッサージなども。タイハーブの多種多様な効能の活用法も多岐にわたります。
今回はセミナーの後に、ハーバルボール作りのワークショップも行いました。ハーバルボールは蒸して体にあてることで、筋肉の痛みやハリを和らげる効果があります。ワークショップでは9種類のハーブを布にくるんで、ハーバルボールを作りました。
終わりに
タイの伝統医学とタイハーブは、古代からの知恵が現代の健康管理に生かされているものです。タイハーブのお薬は漢方薬局にて、タイ伝統医学のタイハーブ治療は漢方クリニックにて承ります。ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。